明治維新の頃,日本にはまだ獣医の制度はありません.この頃は馬の療治は武士の身分の「馬医」が行っていました.やがて,軍隊が洋式化され,革靴,羊毛服,牛肉缶詰が大量に必要となると,馬医は獣医と名称を変え,資格も国家試験免状となります.日本の獣医術や獣医学は主に軍馬の治療と軍人の食料(牛)・衣服(羊)のために発達しました.軍犬や軍鳩が研究の対象となるのは,ずっと後の事です.

2015年10月21日水曜日

昔はこんな論文がまかり通ったものです。

http://blog.163.com/scwangcheng@126/blog/static/306841642014710972549/

かつては考古学も文系の学問で偉い先生の説が定説で常識とされました。しかし、現代では理学的年代測定の行われていない出土品は信用出来ないと、論文自体が却下されるようです。獣医学史の世界でもいくつかの書物が根拠の無いまま定説として取り上げられ、信じられて来ましたが、現在ではより確かで科学的な情報をインターネットの世界から得られるようになりました。

2015年2月14日土曜日

現行の家畜伝染病予防法では、いのしし、しか、水牛、きじ、だちょう、ほろほろ鳥、七面鳥が家畜に加えられている。

家畜伝染病(家畜伝染病予防法2条・家畜伝染病予防法施行令1条)
伝染性疾病の種類家畜の種類(※印は政令[1]で追加されているもの)
1牛疫牛、めん羊、山羊、豚、水牛※、しか※、いのしし※
2牛肺疫牛、水牛※、しか※
3口蹄疫牛、めん羊、山羊、豚、水牛※、しか※、いのしし※
4流行性脳炎牛、馬、めん羊、山羊、豚、水牛※、しか※、いのしし※
5狂犬病
6水胞性口炎牛、馬、豚、水牛※、しか※、いのしし※
7リフトバレー熱牛、めん羊、山羊、水牛※、しか※
8炭疽牛、馬、めん羊、山羊、豚、水牛※、しか※、いのしし※
9出血性敗血症牛、めん羊、山羊、豚、水牛※、しか※、いのしし※
10ブルセラ病
11結核牛、山羊、水牛※、しか※
12ヨーネ病牛、めん羊、山羊、水牛※、しか※
13ピロプラズマ病(農林水産省令で定める病原体によるものに限る[2]牛、馬、水牛※、しか※
14アナプラズマ病(農林水産省令で定める病原体によるものに限る[3]牛、水牛※、しか※
15伝達性海綿状脳症(BSE)牛、めん羊、山羊、水牛※、しか※
16鼻疽
17馬伝染性貧血
18アフリカ馬疫
19豚コレラ豚、いのしし※
20アフリカ豚コレラ
21豚水胞病
22家きんコレラ鶏、あひる、うずら、七面鳥※
23高病原性鳥インフルエンザ鶏、あひる、うずら、きじ※、だちょう※、ほろほろ鳥※、七面鳥※
24ニューカッスル病鶏、あひる、うずら、七面鳥※
25家きんサルモネラ感染症(農林水産省令で定める病原体によるものに限る[4]
26腐蛆病みつばち

2015年2月11日水曜日