明治維新の頃,日本にはまだ獣医の制度はありません.この頃は馬の療治は武士の身分の「馬医」が行っていました.やがて,軍隊が洋式化され,革靴,羊毛服,牛肉缶詰が大量に必要となると,馬医は獣医と名称を変え,資格も国家試験免状となります.日本の獣医術や獣医学は主に軍馬の治療と軍人の食料(牛)・衣服(羊)のために発達しました.軍犬や軍鳩が研究の対象となるのは,ずっと後の事です.

2012年7月17日火曜日

日葡辞書の家猪・家畜

牛,馬,犬などは記述されているが,家畜と言う単語は無い.しかし,家猪はあり野猪との違いが記載されている.豆腐好きの大村益次郎が屠って進物した家猪とは野猪を家畜化したものか?現在猪は家畜・豚ではないために,食肉化するためにと畜場を通す必要は無い.

2012年7月12日木曜日