明治維新の頃,日本にはまだ獣医の制度はありません.この頃は馬の療治は武士の身分の「馬医」が行っていました.やがて,軍隊が洋式化され,革靴,羊毛服,牛肉缶詰が大量に必要となると,馬医は獣医と名称を変え,資格も国家試験免状となります.日本の獣医術や獣医学は主に軍馬の治療と軍人の食料(牛)・衣服(羊)のために発達しました.軍犬や軍鳩が研究の対象となるのは,ずっと後の事です.

2018年4月23日月曜日

日本家畜売買法・佐藤清明

著者の佐藤清明は明治十八年七月に駒場農学校を卒業。同期が時重初熊、廣澤辯二に生駒藤太郎とある。書誌的にはどのように扱うか苦しむ書物である。用紙は上等で昭和十八年の雑誌よりはるかに保存状態が良好である。







0 件のコメント:

コメントを投稿