明治維新の頃,日本にはまだ獣医の制度はありません.この頃は馬の療治は武士の身分の「馬医」が行っていました.やがて,軍隊が洋式化され,革靴,羊毛服,牛肉缶詰が大量に必要となると,馬医は獣医と名称を変え,資格も国家試験免状となります.日本の獣医術や獣医学は主に軍馬の治療と軍人の食料(牛)・衣服(羊)のために発達しました.軍犬や軍鳩が研究の対象となるのは,ずっと後の事です.

2018年4月17日火曜日

日本獣医学史の奥付

千部発行とあるが、何部売れたかは不明。この年東京・名古屋は疎開命令が出され、夏にサイパン島が全滅している。日本獣医史学会「くまざさ」第1号1979年6月に回顧録がある。原稿の校正時に空襲を受けたとある。

0 件のコメント:

コメントを投稿