明治維新の頃,日本にはまだ獣医の制度はありません.この頃は馬の療治は武士の身分の「馬医」が行っていました.やがて,軍隊が洋式化され,革靴,羊毛服,牛肉缶詰が大量に必要となると,馬医は獣医と名称を変え,資格も国家試験免状となります.日本の獣医術や獣医学は主に軍馬の治療と軍人の食料(牛)・衣服(羊)のために発達しました.軍犬や軍鳩が研究の対象となるのは,ずっと後の事です.

2012年11月17日土曜日

橘猪弼と平仲国


書名       編・著者     刊年     橘猪弼 平仲国 推古三年 延暦23
日本書紀     舎人親王    養老四年     ー   ー   ○    ー
日本後紀     勅撰      承和七年     ー   ー   ー    ○
桑嶋家伝     桑嶋実綱    元和六年     ー   ○   ー    ー
解馬新書     菊池東水    嘉永四年     ○   ー   ー    ー
陸軍獣医志叢   深谷周三    明治二十三年   ー   ○   ー    △
日本馬政史    帝国競馬会   昭和三年     ー   ー   ー    ー
獣医学発達史   江本修     昭和十四年    ○   ○   ○    ○
日本獣医学史   白井恒三郎   昭和十九年         同上
日本獣医師会雑誌 日本獣医師会  昭和三十六年        同上  
日本獣医学教育史 篠永紫門    昭和四十七年        同上
獣医学史     中村洋吉    1980年          同上
日本馬病史    松尾信一    平成十七年         同上

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