明治維新の頃,日本にはまだ獣医の制度はありません.この頃は馬の療治は武士の身分の「馬医」が行っていました.やがて,軍隊が洋式化され,革靴,羊毛服,牛肉缶詰が大量に必要となると,馬医は獣医と名称を変え,資格も国家試験免状となります.日本の獣医術や獣医学は主に軍馬の治療と軍人の食料(牛)・衣服(羊)のために発達しました.軍犬や軍鳩が研究の対象となるのは,ずっと後の事です.

2014年10月13日月曜日

明治三年上海在留外務省出張官員に関する情報

http://repo.kyoto-wu.ac.jp/dspace/bitstream/11173/706/1/0030_058_024.pdf
明治四年6月7日の太政官公布第二七六号の牛疫予防法の元となる報告をした人物。山脇圭吉の「日本帝国家畜伝染病予防史」ではイシデロングとなっているが、これは誤り。イシデロングはC.E.DeLongで横浜駐日米国特派全権公使。これに手紙を送ったのがテイ.アイ.マクガワンで、これは上海駐在の米国領事。

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