広辞苑第七版の発行は二千十八年一月十二日で発行所は東京都千代田区一ツ橋二-五-五の株式会社岩波書店である。非常に有名な辞典でだれもが嘘はあるまいと信じている書物である。しかし、この辞典の2803頁三段末から四段始めに次の記載がある。『みしまうし[見島牛]山口県萩市見島に産する日本在来の牛。平均体高一・三メートルと小型で、和牛の原型と言う。天然記念物。』
三国志の倭人伝にある通り日本には在来牛はいない!しかも天然記念物に指定されたのは「見島牛の産地」で、牛そのものではない。
あまりに酷いので知り合いの山口県畜産課や萩の観光協会や博物館クラスの公共機関にはそれとなく注意しておいたが、新聞記事にグルメ探訪ブログになるとあまりの数になるので注意する方が馬鹿らしくなる。
編者の新村出氏にGメールを出そうと思うのだけれどアドレスがないのでよわっている。岩波書店の広辞苑編集部には電話があるのだが、高い電話料金を払うのは貧乏な年金生活者には到底無理なので見なかった事にして、黙っておく事にする・・・