明治維新の頃,日本にはまだ獣医の制度はありません.この頃は馬の療治は武士の身分の「馬医」が行っていました.やがて,軍隊が洋式化され,革靴,羊毛服,牛肉缶詰が大量に必要となると,馬医は獣医と名称を変え,資格も国家試験免状となります.日本の獣医術や獣医学は主に軍馬の治療と軍人の食料(牛)・衣服(羊)のために発達しました.軍犬や軍鳩が研究の対象となるのは,ずっと後の事です.

2014年9月15日月曜日

越中富山の薬売り

蓋は乾燥で割れていたので修理した.蓋のシールは半分以上欠けているのが残念!脇には組合の神農像のシールが完全な形で残っている.神農は薬神とするが,香具師や任侠もこれを信仰する.富山の廣貫堂は老舗で今も続いている.