明治維新の頃,日本にはまだ獣医の制度はありません.この頃は馬の療治は武士の身分の「馬医」が行っていました.やがて,軍隊が洋式化され,革靴,羊毛服,牛肉缶詰が大量に必要となると,馬医は獣医と名称を変え,資格も国家試験免状となります.日本の獣医術や獣医学は主に軍馬の治療と軍人の食料(牛)・衣服(羊)のために発達しました.軍犬や軍鳩が研究の対象となるのは,ずっと後の事です.

2014年6月20日金曜日

時重初熊・明治二十六年三月調査「山口県師範学校男子卒業生現況一覧」

表記の記録は『亀山同窓会報付録』
○第五期卒業生明治十年五月廿四日卒業下等小学師範学科急成科在学六ヶ月 帝国農科大学助教授 正八位 時重初熊 と記されている.